もりのせいかつ 別館

銀河が好き。撮影日誌と画像処理の試行錯誤、ときどき料理の記録なども。

NGC3953

花のような銀河達

お天気や諸々で暫く撮影出来そうに無いので、先日から取り組んでいた組写真を仕上げました。 結局カラーバランスは崩さず、「花のような」というタイトルに沿って彩度だけ少し上げました。 背景レベルを完全に揃えなかったのは、FBでの一件で懲りたから mori…

NGC3184の画像処理、組写真で迷うことなど

NGC3184の5分×161枚(Through24、IR54枚、B40枚、Hα38枚)の画像処理メモです。 WBPPでCosmetic Correction(Hot 3.0)を行ったにもかかわらず、Hα38枚スタック画像に白い傷が残ってしまいました(↓ 左上) Hα単画像(左下)のFITS HeaderのCCD温度はちゃん…

Hαフィルター使用メモ

月が大きい今夜はNGC3184のHαを撮るとして、その後お天気がもったら何を撮ろう? 7nmのHαフィルターが有効な銀河は案外少ない。 morinoseikatsu2.hatenablog.com SIMBADでzを見てみると ******** NGC3344 0.00196 NGC3184 0.00197 NGC4618 0.00173 NGC3953 0…

Hαフィルターが有効な距離は

偶々目にした、銀河学校のレポートの一文が目に留まりました。 https://www.asj.or.jp/jsession/2019haru/files/54T.pdf 「NGC4567は⾚⽅偏移が⼤きいため、今回使⽤したフィルターでは Hα を捉えられなかった」 NGC4567は、z=0.0075ぐらい(CDS)。 先日Hα…

NGC3953

LはClear107枚+IR46枚 カラーはIR8枚/B26枚/Hα49枚 解像が物足りない。 折角写ったHαの色も、輝度情報の支えが無いと、ただの色浮きになってしまう。 銀河は口径、そして口径は"本気"度だと思います。 30cm超に挑めないのは、自分の本気がその程度という事な…

昨夜はHαテストなど

先日の長時間露光についての記事ですが、私が使っているのは星見屋さんも「昔々」と仰っていたレガシーカメラなので、最近の低ノイズ・高Q.E.・高精細のCMOSカメラとは些か事情が異なるかもしれません。 実際、こうちゃんさんのASI533MCデータを処理させて頂…

フィルター交換など

週末は、温度変化による?星像の歪みが気になっていた主鏡セルの確認などを。 鏡筒を下ろさず、筒底を少し下げた状態でセルを外し、確認後、筒を水平にして取り付けました。 セルと鏡とのクリアランスが少しキツめに感じたので、とりあえず6点にスペーサーを…

NGC2805のBなど撮りながら、NGC1961のカラー処理

1/8 月が大きくなる前(月齢5.4)の週末の晴夜。きっと撮影なさっている方がいるに違いないと思うと、元気が湧いて来るような。 アメリカで撮っていた頃、近所は寝静まっているけれど日本は人々が起きている時間帯と考えて、なんとなく嬉しくなった事を思い出…

構図が残念な銀河達

1/2 ST10XEのファンは、どうやら本当に壊れているらしい。回る・止まるを繰り返すので、Fan offで-15℃で撮る事にする。 カペラでピント 20:27~22:58 TWケーブル筒先でNGC1961のClear TWビス側に回し、ポルックスでピント 23:32~2:40 NGC2805のClear 後半に…