もりのせいかつ 別館

銀河が好き。撮影日誌と画像処理の試行錯誤、ときどき料理の記録なども。

プレートソルブ保留と、10秒露光を試すなど

昼間、実際に赤道儀にAlThibaを繋ぎ、接続などを試してみました。

ASCOMのDevice HubでAlThibaをconnectし、NINAに繋ぐと、接続は出来るのですが、"時刻が違うのでプレートソルブや導入に問題が出る可能性有り"と警告が出ます。

今まで使っていた設定アプリ(左)とASCOMのsetup(右)で

東経とUTC offsetの±が逆になる現象(一方を+に直すと、自動的に他方が-になってしまう)にも悩んでいたら、ちょうどマチナカさんから御連絡がありました。

"(NINAに)接続は出来るが、位置経度が反映されない"との事で、ASCOMドライバーの修正中だそうですので、更新を待ちたいと思います。

 

プレートソルブは暫くお預けの形になりますが、皆様にアドバイス頂いた事が貴重な予習になりました。(本当に何も知らなかったので^^;)ありがとうございました。

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さて、先日撮ったNGC1723のClear、IR、Bデータをintegrate→DBEして、ST10XMEと較べてみました。

枚数で揃えてしまったのでST10XMEの方が露光時間多め、ASI533MMの方はFLAT補正をしていないしピントやシーイングも悪いですが、

それらを考慮しても、シャープ感や微光星の写りに圧倒的な違いを感じてしまいました。

533にはST10とは違うアプローチを考える必要があるのかもしれません・・・

 

冷却25℃ 16:43~BのFlat100枚→Bias100枚→Flat100枚

火星→M45のBを300sで25枚

初めて撮ったM45(の一部)Dark/Flat補正無し

 

その後NGC2403で、短秒露光のテストを。

屋根から出て来るのを待ちながら、2秒?5秒?10秒?と迷いながら174の横縞を眺めていたら、2秒では余りに縞縞・・・

10秒露光に決めました

導入画面で3*3ビニングで10秒かけても見えず(しかも端の2星しか入ってなかった)

なんとかセンターに入れたけれど、10秒でこんな感じ。

20:31~22:20  10秒露光×600枚ぐらい(途中から煙突の陰に入ってしまった)

22:36~1:07  NGC2403の300秒露光×30枚

1:13~3:59  NGC3344の300秒露光×33枚

 

300秒露光の方をDark/Flat補正無しでスタックしてみました(上段)

下段はST8XMEで同じBの300秒×15枚、17枚です(話題のBTXが効果的なのはどちらの画像?)

ASI533はSTと逆に、Bを輝度情報のメインとして多数枚撮り、IRはカラー情報用に少し撮るというのも考えます。でも微光星や遠方銀河は写り難くなるのかな・・・