もりのせいかつ 別館

銀河が好き。撮影日誌と画像処理の試行錯誤、ときどき料理の記録なども。

再度オフアキのピント確認と、初めてのPHD2ガイディング

ガイドカメラを10㎜以上も引かないとピントが合わないって、何か間違えてるような・・・そもそも「同焦点」ってどこからどこまで測るのでしょう?

プリズム中心が基準なら、メイン側は垂線を下ろした所からセンサーまで、ガイド側もプリズム中心からと考えれば、主鏡(斜鏡)からの同焦点ですよね?

とにかくEFWとOAGの間の21mmアダプターを抜いてもギリギリピントが合うかもしれない。

接続を見直し、ついでにプリズムでケラレてないかもチェックしましたが

良く解りません。。プリズムを引き過ぎても、ガイド側に影響が出る?

 

雨が上がったので、今日も遠景でピント確認。

OAGの窓とセンサーの長短辺が揃うのは、この角度でした。

そしてメインカメラのピントが合うのは、この位置。

ガイドカメラでは同じ目標が見つけられず、少し近い鉄塔にしたら(左)メインカメラではズレていた(右)

仕方が無いので、今夜も木星をメインカメラに入れ(右)、そのままPHD2でガイドカメラの星像を合わせました(左)数ミリ引いただけなので、プリズム少し出せば合う?

AFは見送り、プレートソルブはエラー

Sもとさんにコメント頂いたように、同期をOFFにするとエラーは出ませんでしたが、同期せず次の対象を導入出来るか解らなかったので、ステラナビゲータでハマル→NGC1587へ。

 

さてPHD2でのガイド初挑戦です。

HIROPONさんの"PHD2の使い方"と、Sもとさんのブログの"機材関係"アーカイブで予習したものの、上手く行くか不安でしたが

ガイドカメラがフィルターの前に有って、しかもセンサーが大きいと、こんなに楽なんですね。(上部が暗いのはプリズム引き過ぎ?)

キャリブレーションもすんなり終わり、そのままガイドが始まる。ほんとうに拍子抜けするぐらい楽。

低空だからかエラーグラフが凄いことになっていますが、とりあえずガイド出来てる。

お試しだけのつもりだったのに調子に乗り、カメラを冷却しながらAdvanced Settingを。

ビニングを1→2へ(初期設定で3ビニングにしていたのは、どうなるのでしょう)

キャリブレーションを長くしたい気がするけれど、今回は変えず

Algorithmsは、Sもとさんを真似して"ローパス2”にしてみました。積極性Aggressivenessは80→50へ。バックラッシュは有ると思うのですが、昔スカイセンサーでガイドが止まらなかった元凶だったので、躊躇してしまいます。

 

M1を入れると、これが噂のマルチスターガイド!

NGC1723は、何故かキャリブレーション無しでガイドが始まってしまった。

IRとBを30枚ずつシーケンス撮影してみました。

いろいろ冴えない。。。

一晩晴れそうですが疲れてしまったので(遠景撮るのに脚立で八朔のシュート切ったりとか)今夜はここまで。

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撮影中から気になっていたNGC1728傍の二重(?)星

同じIR640のST10XMEではクッキリ写っているのに・・・ピントが甘かった?近赤外感度の差もあるかもしれません。

Bフィルター比較↓

シャープさはピントかシーイングとして、Bでの写りはASI533優位に見える?うーん、どうだろう・・・ST10XME画像のノイズ処理後と並べてみました。

拡大率が違うので、背景ノイズ感を比較する為のST10XME等倍画像も(左)