もりのせいかつ 別館

銀河が好き。撮影日誌と画像処理の試行錯誤、ときどき料理の記録なども。

今年のAbell2666

昨年いったん仕上げたAbell2666ですが、

morinoseikatsu1011.cocolog-nifty.com

 

今年はST10XMEで、輝度情報を撮り足し&カラーを撮り直しました。

画像処理の最終段階で、トリミングサイズと階調調整に迷っています。

左はA4、右が六つ切り。トーンカーブも少し違えています。

これを見ながら考え中・・・

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A4にしました。

星をシュリンクしつつ輝度を落とさない方法、或いは輝度を回復させつつ円盤にならないようにするには?

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8/17  追記

だいこもんさん御紹介のStar Reduction

snct-astro.hatenadiary.jp

さっそく試してみました。

左上;元画像 右上;SR(s=0.25)   右下;SR画像にMLT

左下;今までの処理(MT&MLT)

私のこの画像だと、中輝度星への効果が鈍く、先に微光星が消えてしまうようです(これは以前のEZ StarReductionも同様でした)

例えば、中輝度星を選択的に小さくする事は出来るのでしょうか・・・?

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更に追記;

だいこもんさんからコメントに頂いた式を試してみました。

下段の2枚です。輝度低下を回復する為、全てのSR画像にMLTを施しました。

光星と光条がしっかり保護され、オリジナルのSR(上段右端)より格段に自然に見えます。

欲を言えば、リダクションされた星が平らに円盤状なのが気になりますが、処理の性格上(?)仕方のない事なのかもしれませんね・・・

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コメント頂いたMT+MLTに関連する過去記事です。

morinoseikatsu1011.cocolog-nifty.com

だいこもんさんも言及なさっていた、MTでブリッジが発生する問題です。

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10/6追記

天文ガイド11月号に入選しました。

IR-B戦略の集大成という感じでしたので、ホッとしています。カラーデータが"IR640  RG各5×6  B5×31"となっているのは、応募用紙の書き方が拙かったのかもしれません。

RはIR5分×6  Gは(IR×0.3+B×0.7)/2  B5分×31です。

掲載されると、講評で対象銀河を解説して頂けるのが嬉しい。