もりのせいかつ 別館

銀河が好き。撮影日誌と画像処理の試行錯誤、ときどき料理の記録なども。

SNRviewで較べてみたら

前記事のラストに書いた疑問 "IR95枚を撮り足して向上した、SNRの"1"という差は大きいのか小さいのか?"

気になって、いろいろ較べてみました。

表にしてみると、

上の数値はスタック枚数です。

150枚までは、なるべく好条件の(透明度が良い/時間帯が遅い(撮影高度も高い))ファイルを使いましたが、どうしても各データのバラつきは有ると思います。

これをグラフ化すれば効率も解りそう?

 

右半分はThrough/B/IR640フィルターを混ぜたもので、これを見ると全データ使用568枚よりも、Bデータを除外した方がSNRが良い。

一方で、BとIR撮影で透明度最悪だった10/27の33枚も除外した485枚は、少しSNRが下がっています。

ファイルの質と枚数の利の優劣関係は解りませんが(Integrateのweightsの選び方にもよると思うし)、とりあえずSNR"1"の差は「小さい」つまりファイルの選び方次第で簡単に逆転されてしまう。

でも多分SNRだけに着目すれば良いというものでもないだろうし、いろいろ難しいです。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

M74でもやってみました。

こちらはBもHαも全部入れたものが好結果でした。