今回は岡野邦彦さんをお招きして、LRGB合成のお話を伺いました。
参加して下さったのは、KY博士・みたさん・Sもとさん・n2068ddさん・UTOさん・こうちゃんさん・久保田さん・たまさん・きたさん・やまぎりさんです。
用意されたスライドは、LRGB合成の概要と歴史について。
1996年、最初のLRGB合成画像はST7を使い、都内撮影のLと富士山撮影のRGBを合わせたNGC253。
初期のABG付ST7の感度が悪過ぎて、特にカラーのSNRが上がり難かった事から考案された手法だったのですね。
アイデアのヒントや、発表後に英語圏で色彩についての論争があった事も、初めて知りました。今はすっかりグローバルスタンダードになっているのに。
LRGB合成のオリジナルアイデアは、カラーを高感度低解像度で撮り、露光時間を短縮するのが目的。そして「正しい色」を標榜していた訳では無いし、星の色よりも面積を持つ部分にフォーカスされていたと解ると、できる事できない事とか、自分がやるべき事も見えて来て、歴史を含めオリジナルを知る意義を再認識しました。
KY博士からは、LRGBの物理的根拠と題して、星雲にLRGB合成を使う事の意味を問うスライド。
岡野さんは、惑星状星雲をRGBで撮影したかったというお話なども。
その他雑談は、フィルターやレデューサー、ペンタックスのモノクロカメラについて等。
フォトコン昔話には「まさか!」と驚くような話もありました。
次回は10/28(土)21:00~の予定です。いつでも参加者募集中です(過去に参加頂いた方には一週間前にアナウンスメールしますので御連絡不要です)