もりのせいかつ 別館

銀河が好き。撮影日誌と画像処理の試行錯誤、ときどき料理の記録なども。

訂正;Biasの有無、G作成の割合の謎

再試行したら思いがけない結果になりましたので、先の記事は削除し、こちらに上げ直しました(はてな☆下さった皆様、申し訳ありませんm(_ _)m)

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Samさんの記事を拝読して、数式は解らないけれど、とりあえず試してみました。

・Bias,Darkどちらも入れないもの(noBiasDark)

・Biasだけ入れたもの(justBias)

・Darkだけ入れたもの(justDark)

・どちらも入れたもの(BiasDark)

の4パターン × Rejection algorithm "No rejection"と"Sigma Clipping"の、計8パターンです。

結果、Bias Darkどちらも入れず&No rejectionが、56.05dbで一番SNRが良い。

ではBias,Darkの意味とは・・・数値は僅差とは言え、困惑しています。

いちおうBiasは200枚ぐらい Darkは300s60枚を使ったmasterのはずですが、枚数不足?あるいは実はmasterじゃなかったとか? →元画像を入れて、やり直しましたが結果は同じでした。

(4/3追記;UTOさんに伺いました。Bias/Dark補正でSNRは悪くなる。ただ、Bias補正しないとFlatのマッチングが悪くなるそう。確かにBias/Dark補正の目的はSNR改善じゃないし、むしろ補正によるSNR悪化を如何に軽減するかという事が問題でした)

ちなみにBias, Dark無しでも、センサーの格子模様はFlatで補正されているし、白点はCCとSigma Clipping(これは必須)で消えるので、見た目には何の支障も無さそうなんですよね。

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IR/BでGを作る際、ZWO533MMの場合はIR0.5 B0.5が良いのですが(↓左から2番目。下段はIRの枚数を減らしたもの(SNは悪化・色味に影響無し))

適正画像を境に左側(IRを増やす)は青・黄が強くなり、右側(Bを増やす)は赤・緑が強くなるのは何故なのか悩んでいます。

Gの強弱なのかと思い、各画像のGをLevelやCurveで上げ下げしても、この色調にはなりません。

ふと思い付いて、色相を回してみたら、適正画像の色合いに近くなりましたが、

上段、IRの割合が多いGを使った画像の色相を回すと、解像(B成分?)が上がり、

下段、Bの割合が多いGを使った画像の色相を逆に回すと解像が下がる。

解りそうで解らない。