もりのせいかつ 別館

銀河が好き。撮影日誌と画像処理の試行錯誤、ときどき料理の記録なども。

とりあえずB

6/2   梅雨入り前のワンチャンスに何を撮ろうか迷いに迷い、TW筒先のNGC5953・5954と、昨年テスト撮影していたNGC6977を撮る事にしました。

時折強い風が吹きつけるので、今夜はBを。

 

18:55~BのFlat

アークトゥルスでピント→NGC5953  小さいけれど、思っていたより明るい銀河。ガイド星は8.28等で、Bのトラッキングタイム5秒かける。

19:47~B3枚撮った所で構図を少し振り、20:01再開~22:43

33枚中、9枚が風で(?)吹っ飛んだ。(下段2枚目は許容範囲の画像)

ところが、この9枚も含む33枚をSigma ClippingでIntegrateすると下段3枚目になり、使えそうな雰囲気?

その右は9枚除外でIntegrateしたものです。

 

22:50   NGC6977はまだ隣家の屋根の向こう。いちおうアルタイルで同期しておいた。

23:10   出て来たものの、8.95等のガイド星が見つからずウロウロ。

銀河本体も暗く、Clearでも20sかけて漸く存在が解るほど。

23:43~3:50(寝過ごした)NGC6977のB 銀河は殆ど写っていない。

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星ナビ7月号に、M51を載せて頂きました。

光害に加え春霞などで撮影条件は良くありませんでしたが、私の環境・システムでの精一杯と思いながら応募しましたので、とても有難く、嬉しかったです。

 

一方で、シャープ処理が強過ぎた事は猛反省。

他の方々のカメラに較べて画素数が少ない為、プリントがボンヤリした印象になってしまいがちなので、今回シャープ処理強め・コントラスト高めにしましたが、やり過ぎてしまいました。

 

画像処理の試行錯誤は、こちら

morinoseikatsu2.hatenablog.com

渦状腕の質感を損なわない事、IR-BとHαだけで可能な限り豊かな色彩を引き出す事を目指しました。

 

今回の画像・データと、2008年からの過去画像 

http://galaxies.blue.coocan.jp/M51.html