HPを更新しました。
一年以上放置していたので作業が大変でした。億劫がらず、その都度UPしておかなくてはと反省しました。
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元栗畑の住人さんのblogを拝読して、ちょっと考えてしまいました。
もともと私が長時間露光を始めたのは遠征できなかったからで、光害地の自宅の空でSNを稼ぐという、必要に迫られての事だったんですよね。
与えられた条件で自分に出来る中からの、消極的な選択でした。お金もかかりませんし。
もちろん長時間露光してもSNが良くなるだけで、バックグラウンド下は写らないのですが、微光星や淡い部分が明瞭になる事への好奇心で、スタック枚数が400枚を超えた事もありました。
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反面、FWHMのバラつきが大きいと、解像が犠牲になる事も。
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(今ならPixInsightで、高SNの背景&シャープな高輝度部分の良い所どりも可能ですが)
ところで、日本のフォトコン応募に限って言えば、そこまでの露光時間は必要ないかもしれないとも感じています。
例えば私のカメラでは、100枚を超えるとプリントで差が見えません。あるいは、滑らか過ぎて、解像感が失われるかもしれない。
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最後に、私のような光害地縛りでなく、リモート等で長時間露光をなさっている方々にはエールを送りたいです。
以前Adam Blockさんに質問した時の記事ですが、
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AstroBinを見ていても、暗い空で大口径でも、長い露光をかけて撮っている方々がいらっしゃいます。
長時間露光は光害地に恩恵もありますが、本来は暗い空でこそ真価を発揮するはず。
オリンピックじゃないけれど、長時間露光に支えられた高品質な画像を、世界に向けて発信して頂きたいです。
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星ナビ3月号にNGC2403、天文ガイド3月号にIC10を載せて頂きました。
特にNGC2403は、ST7XME時代から3(4?)回落選していた不遇の銀河でしたので、やっと日の目を見る事ができて、とても嬉しいです。
IC10の露光時間32時間については、Hαフィルターで試行錯誤した為に長くなってしまいました。端折って虚偽申告する訳にもいかず、使ったデータを正直に書いただけなのですが、時間だけ見ると長い・・・ですよね。