もりのせいかつ 別館

銀河が好き。撮影日誌と画像処理の試行錯誤、ときどき料理の記録なども。

ディフューザーは(とりあえず)必要

5/27   昨夜から午前にかけて嵐が通り過ぎた。

今夜も日付が変わる頃までは駄目そうだから見送ろう・・・と思っていたのに、20:30頃空を見ると晴れてる。

しかもこのところ見え難かった北斗七星もクッキリ見える(メグレズ以外)透明度に誘われて、思わずセッティングしてしまいました。

湿度が高そうなので、慎重に-15℃まで。幸い結露は出なかった。

20:47 アルカイドの東に明るい流れ星。

21:08~  "The Box"のClear  

この空ならSQM暗そう?と思って測ったら、19.08と19.09で先日より明るい。

22:48  19枚目で雲。やっぱり駄目だったか。。。

痛恨なのは、夕方にFlatを撮らなかったこと。明け方まで待つのは嫌なので、5分露光でSky Flatを20枚。

0:45 終了

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夜空のSky Flatは久しぶり。10年前の失敗以来、ずっと薄明Flatを使って来たけれど

morinoseikatsu1011.cocolog-nifty.com

ST10XMEの画素数なら、多少のSN悪化<背景のウニャウニャ&ゴミ痕補正 と考える事にしました。

 

ところが、5分×20枚のFlat(左上)を使ったら、沢山の黒い斜線が残ってしまった(左下)

ディフューザーをしていなかった最初の5枚に星の光跡が写り込んでおり、SIのσクリッピング(1.1)で除外し切れなかったらしい。

ディフューザー装着後の15枚(右上)を使ったものは、大丈夫でした(右下)

マッチングもとりあえず問題無さそう。(もしかすると薄明Flatよりも良いかもしれない?)

 

5/24のIR18枚(上段)と、5/27のClear18枚(下段)の比較

IRは、やっぱり光害に強いと思う。

IRでピント外しているのは、両夜のシーイングの差か、あるいはClearで合わせている事が悪いのか・・・

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5/29   昼間は目にしみるような青空だった。SCWは夜になると雲に覆われる予報だけど、とりあえずセッティング。

-15℃ TE架台側

19:04~ ClearのFlat

ドゥベでピント合わせ→NGC4173へ(19:46)

19:53~ NGC4173のClear 空には薄雲?

5枚撮った所でピントが気になり、メラクで再度ピント合わせ

相変わらず微動でスパイクの割れが移動する、、と思っていたら、ドローチューブを固定している2本のビスの弛め方が足りなかったかもしれない疑惑。今頃気付くなんて、かなり凹む。

20:31再開~0:30 Clear計51枚

SCWでは真っ白なのに、見上げる空はそんなに悪く無さそうで、NGC5585に行くか迷いましたが、The Box のデータはひとまず揃ったし、昨日の睡眠不足の頭痛を思って大人しく撤収する事にしました。

鏡筒に露が付いている。