IR640とBの2フィルターからカラー情報を得ようという試みは、色彩のバリエーションの為には、やっぱり3フィルターが必要という結論に。"三原色"なのだから当たり前と言えば当たり前?
ここで素直にR/G/Bに戻らず、もう少し違う事をやってみたいと思ってしまうのは、根が天邪鬼なのかもしれません。
とりあえず、IR-BカラーのM105付近を処理してみました。
2フィルターの違和感は、NGC1961よりも薄い気がする。
これを見ながら、MaskedStretchとHT画像の割合やノイズリダクション、彩度上げなど考えています。
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IC10のデータで、R/G/BとR/Bカラーを較べてみました。
銀河部分の色の豊富さにGは必要な反面、微光星や遠方銀河が緑に転ぶのが悩み。
GとRがクロスするIDASⅡだと、この傾向が強くなるのでは・・・
NGC1961のIR-B(左端)R-BのPcc調整(中)SI調整(右端)
2段目以降は、Lab色彩調整で赤、緑、青を上げた場合です。
HⅡ領域の赤ポチが出ない原因に、IRとBのバランスを疑いましたが、バランスを揃えたR-Bでも分離できなかった。
Rの代わりにIRを使うアドバンテージはSNで、赤ノイズだけでなく青ノイズの浮きも抑えられそう。
近い銀河のHⅡ領域については、Hαフィルター併用すれば良いかも。