もりのせいかつ 別館

銀河が好き。撮影日誌と画像処理の試行錯誤、ときどき料理の記録なども。

BXTを使ってみる

新システムのバタバタですっかり出遅れてしまいましたが、話題のBXTを試してみました。

素材はHCG44の203枚スタックと(上段)311枚スタック(下段)

左端が元画像、右端がBXTをデフォルトで使ったものです。

真ん中が私の処理ですが、この対象はIterationsを増やすとNGC3187の暗黒帯の下に白線が出現してしまって、あまり強くする事が出来なかったんです。

BXTは噂通りの素晴らしさで、副作用らしきものも見えず、暗黒帯はクッキリ、星はシャープになりました。

更に311枚の方を、SharpenStarsを0.25→0.20 SharpenNonstellar0.9→1.00にしてみました(右下)

これは買うしかないでしょう^^

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AstroBinのスレッド

www.astrobin.com

"BXTがHSTとJWSTのデータをコピーして画像に貼り付けて盗用している"という有り得ないデマは、Youtuber発だった?

6月にも御紹介したRussell CromanさんのSXTについての講演を見ると(AIが星消しを学んで行く早送り映像は圧巻)

www.advancedimagingconference.com

HSTやJWSTのデータをトレーニングに使ったという意味が想像できるのではないでしょうか・・・(BXTについても講演して欲しい)