もりのせいかつ 別館

銀河が好き。撮影日誌と画像処理の試行錯誤、ときどき料理の記録なども。

今夜は撤収、浄土平の思い出に浸る

(7/29)

南側の敷地に、ようやく資材と仮設トイレが運び込まれました。

当初の予定では、5月中の完成と書いてあったはず。

撮影的には工事が遅れるのは大歓迎ですが、資金繰りとか大丈夫なのかなと、他人事ながら心配になってしまいます。

 

今日は快晴の夏空に期待してセッティング、19:02~FLATまで撮った所で、

meteoblueのサテライト画像を見たら、北から雲が絶え間なく南下してくる。

諦めて撤収しました。

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ぐらすのすちさんの浄土平の動画を拝見、懐かしさが再燃しました。

過去を振り返るのは老化かフラグと思ってしまいますが、もう実際そういう年齢なのだと開き直ることにしました。

 

初めて浄土平に上ったのは1980年、高3の夏。

すっかり虜になり、それから10年余りは毎年"吾妻詣で"をしていました。

”星空への招待"への参加だったり、大学のサークルや、地元の同好会だったり。

 

夜、高湯側から入って雲の塊が流れる中を上って行き、最後のカーブを曲がった途端、降るような星空が現れる。あの雲抜けの瞬間が好きだった。(運転出来なかったので、いつもどなたかに乗せて頂いていました)

気候にもよるのでしょうが、一度ならず何度かあったと思います。

 

そして、旧レストハウスの屋上から見た明け方の雲海。

夜を過ごすのは兎平だったので、空が白んでくる頃に浄土平まで歩いて下りて行く、その道のりも懐かしい。

正確な日付は憶えていないけれど、最初の夏の東天を、ステラナビゲータで再現してみました。

明けの明星があった気がしたのは、夢では無かったんですね。

 

そのレストハウスではよく山菜そばを食べたり、水をはったバケツに桃が浮かんで売られていたのを買って、その場で皮を剥いて食べたような気がするのですが、記憶にいささか自信無し。

 

あと憶えているのは、キャンプ場の朝の炊事場で初めてオコジョを見たとか、

兎平駐車場で星を見ながら「ウイスキーはストレートに限る」なんて調子にのっていたら酔っぱらったとか、

greenfield.style

 

雨が降り続いてテントの周りに一所懸命溝を掘ったり、多分その後に吾妻小屋に泊まった(避難した)とか。星を見に行っていたはずなのに、なぜか雨の思い出が多い?

自作の20cmドブソニアンで星雲星団を見た記憶の殆どは吾妻でのものなので、晴れていたはずなのですが。。

 

酸ヶ平から鎌沼を回る湿原を、また歩きたいなあと思うけれど、あのスカイラインを上る勇気は、もう無い。

そう考えると淋しくなるので、やはり過去を振り返るのは程々にした方が良いのかもしれません。