もりのせいかつ 別館

銀河が好き。撮影日誌と画像処理の試行錯誤、ときどき料理の記録なども。

M101の画像処理で迷走中

こうしたメジャー銀河は空の条件や口径差を痛感させられるので、あまり気が進まないのですが、それでも「もうちょっと何とか!」と足掻いてしまうんですよね。

 

f:id:mayururii:20220309201339j:plain

上段左端は、L105枚+R/G/B各20枚であっさり仕上げたもので、私の環境では本来これぐらいが、自然で無理のない画像だと思います。色合いも気に入っていました。

ところがL267枚を使い、解像や淡い部分も欲張ろうとした途端、同じカラーなのに色が薄れてしまう。ノイズやムラも目立って来ます。LRGB合成ってほんと難しい。

 

f:id:mayururii:20220310153844j:plain

右の方が無難と思うけれど、左の元気な感じも捨て難い。

 

f:id:mayururii:20220310153616j:plain

左はHDR画像のブレンド多め・Lab色彩調整も少し入れてみました。

 

f:id:mayururii:20220322105321j:plain

トーンカーブ・カラーバランス・コントラストの試行錯誤。

輝度の階調を変えると、色合いやノイズの目立ち方まで変わってしまう所が難しい。

これに加えて星のシュリンク加減にも迷います。

 

プリント用にシャープ処理強めにすると、星像が崩れてしまうのが悩み。

f:id:mayururii:20220327145934j:plain

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

5/2追記   星ナビ6月号に掲載されました。

モニター上では分離していると思っていた赤と青が、プリントでは紫に見えてしまい、緑を下げ過ぎた後悔しながらの応募でした。

他の方々の作品に較べ、周辺の淡い腕が殆ど出ていないのも恥ずかしかった。

講評に「光害地で」と書いて頂いた事に救われました。