こうしたメジャー銀河は空の条件や口径差を痛感させられるので、あまり気が進まないのですが、それでも「もうちょっと何とか!」と足掻いてしまうんですよね。
上段左端は、L105枚+R/G/B各20枚であっさり仕上げたもので、私の環境では本来これぐらいが、自然で無理のない画像だと思います。色合いも気に入っていました。
ところがL267枚を使い、解像や淡い部分も欲張ろうとした途端、同じカラーなのに色が薄れてしまう。ノイズやムラも目立って来ます。LRGB合成ってほんと難しい。
右の方が無難と思うけれど、左の元気な感じも捨て難い。
左はHDR画像のブレンド多め・Lab色彩調整も少し入れてみました。
輝度の階調を変えると、色合いやノイズの目立ち方まで変わってしまう所が難しい。
これに加えて星のシュリンク加減にも迷います。
プリント用にシャープ処理強めにすると、星像が崩れてしまうのが悩み。
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5/2追記 星ナビ6月号に掲載されました。
モニター上では分離していると思っていた赤と青が、プリントでは紫に見えてしまい、緑を下げ過ぎた後悔しながらの応募でした。
他の方々の作品に較べ、周辺の淡い腕が殆ど出ていないのも恥ずかしかった。
講評に「光害地で」と書いて頂いた事に救われました。